チームワッペン
『Hot Spin』
さんからのご注文頂きましたチームワッペンが出来ましたので納品に伺いました。
自転車競技に着用するウエアは体にフィットする感じのジャージで、貼り付けた時に突っ張らない様にとのご要望でしたので、ポリエステルツイルの生地に標準的な厚さの接着芯2枚重ねで柔らかいワッペンに仕上げました。
標準的な接着芯とは?刺しゅうをする(刺しゅう枠にはめる)時に生地が伸びて図柄が歪むのを防ぐ為の裏地で、アイロン(中温)で貼り付けます。
刺しゅう後は余分な部分は破いて剥せるんです。
なぜ二枚重ねかって?ポリエステルツイルって生地が厚みが薄いんです。
刺しゅう機での作業は、薄い生地より厚みのある方が作業がし易いんです。
厚みがあっても、ニットやトレーナー、タオル地なんかは伸縮するので難しくそれぞれ手法が有る様なのです。
ワッペン用には破れない接着芯というのがあって刺しゅう後、剥れ無い物もあり、これに縫い付けなくとも熱圧着で貼れる便利なシートを貼るとアイロン接着ワッペンの出来上がり!これだと仕上がりがパリッと固すぎてジャージへの追従性が悪いのです。
今回のポリエステルツイルは薄い生地ですがあまり伸縮しない生地なのと、自分達で縫い付けるという事でしたので標準的な接着芯を2枚重ねてアイロンで貼り付けて程よく張りが出て縫い縮みも無く綺麗に仕上がりましたyo!
ポリエステルは熱で溶けるので仕上がったワッペンをヒートカット(ハンダゴテ)して出来上がりです。
なかなか作業がはかどらずご迷惑をおかけしている“rururu326”さんです。